竹林整備のご褒美

お世話になっている山へ竹林整備をしに行ってきました!

竹の中身は空洞なのになぜあれ程までに重いのか…
将来は筍目当てに竹林を持とうかと
密かに企んでいましたがちょっと考えなおしました……

切った竹は重たく 数も多く 端から見ると地獄の労働のような作業です。

実際は楽しいお話や差し入れがあったので充実した時間を過ごせました。
竹を切る作業にはコツがあるのか段々と効率が良くなり確かな満足感も。

そして整備後、振る舞われた絶品にゅう麺!最高!!
痛む身体に染みわたります。ごちそうさまでした!

お腹いっぱいになったら
コタツに入って寝るのが私の日常ですが今回は違います。
せっかく山へ行ったのですから虫を見ないとバチが当たるってもんです。

今回はそんな午後のレポート。

200212クモヘリカメムシクモヘリカメムシ

まず現れたのはクモヘリカメムシ
個人的にはカメムシ界ナンバーワンの爽やかボーイです。
スラリとしたスタイルによく飛ぶ俊敏性。
イネ科が好物というのもどこか爽やかな気がします。

この日は葉っぱの上で日向ぼっこ中。
6月頃にイネ周りを無限に飛んでいるのはよく目にしますが
越冬するとは知りませんでした。

200212ホソウスバフユシャク♂ホソウスバフユシャク♂

続いては冬の蛾ホソウスバフユシャク♂
メスは成虫になっても翅が無いという意外性抜群な蛾です。
こちらはオスなので見た目は普通の蛾。

200212ホソウスバフユシャク♂_2

メスは冬の風物詩なので探しているのですが
翅が無い分小さく、動かないのでなかなか見つけられません。
オスはそこまで興味が無かったのですが
お顔を見てみるとなかなか可愛いもんです。

200212ツヤアオカメムシツヤアオカメムシ

皆さんご存知、嫌われ者のツヤアオカメムシです。
同行していたK先生が発見。
寒いので葉の上で身を寄せ合っています

か、かわええ…

200212ツヤアオカメムシ_2

横から見るとこんな感じ。
ぷっくりと膨らんでいてどら焼きのよう。やっぱり可愛い。

刺激をしなければ臭いも出しませんし
彼らとは上手く付き合っていきたいものです。

200212ゴミグモのなかまゴミグモのなかま

どこにいるか分かりますか?

こちらはゴミグモのなかま
名前の通り食べカスなどのゴミを巣にくっ付けて自身を紛らせる策士です。
まぁゴミなので実際に見るとあまり綺麗な印象はありません。

ただしクモ自体はメチャクチャカッコいいんです!

トゲトゲのボディが厳つい!男心をくすぐります。
そうなんです、男子は尖っているものが好きなのです。

巣の張り方もクモの種類によって千差万別なのですが
ゴミグモの巣は随一の規則正しさだと思います。

200212ホホジロアシナガゾウムシホホジロアシナガゾウムシ

最後はホホジロアシナガゾウムシ

古代兵器感があってカッコいい~!!男心をくすぐります。
そうなんです、男子は兵器感があるものが好きなのです。

枝にくっ付いて寒さをしのいでいました。
……そこで本当にしのげているのか?
まぁ上手いこといっているのでしょう。
ゾウムシの事情も知らない私がどうこう言うのは野暮ってもんです。


いやぁ、思ったよりたくさん見つけられました。
冬の虫探しも楽しいもんですな。
暖かい時期と比べて数も少ないので一匹一匹と真剣に向き合えます。
この日は2月1日。
だんだんと暖かくなっているような気がするので
今はさらに見られるかもしれません。また行かねば……!!
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冬も跳ねてる

最近はSNSの知り合いとビデオ通話をしながらお酒を飲む
というのが恒例になりつつあります。

こんにちは、昼杉です。

生き物好きなお友達も増えてきたのですが
虫オフシーズンとなると虫にも人にも会う機会がなく寂しい日々を過ごしてきました。
時季や時間を問わず気軽に交流できるネット様様です。

先週は出先の屋内で季節外れな虫との出会いも。暖房様様です。

200128アダンソンハエトリ♀幼体アダンソンハエトリ♀

お家の小さな番人アダンソンハエトリ♀

家の中でピョンピョン跳ねてる小さいアイツです。

たぶん幼体。おそらくメイビー。。

どこかあどけない瞳で見つめられると
なんて純粋なんだろうと泣きそうになります。


200128アダンソンハエトリ♀幼体_2

上から見ると良い感じにフサッてます。撫でたい。


190828(2)アダンソンハエトリ_2

200128アダンソンハエトリ♂

190828(2)アダンソンハエトリ

ちなみにこっちはアダンソンハエトリの♂

どっちも可愛い。

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虫初め!!!!

冬にだって虫はいます。
成虫のまま冬を越すチョウたち。穴掘って寝るオサムシ。
枝そっくりなオツネントンボに、翅の無い冬蛾・フユシャク。
枯葉の妖精サツマヒメカマキリ。
虫好きに気が休まる日はありません。

私の休日はもっぱらコタツ。

こんにちは、昼杉です。

寒いと写真欲が完全に失せます。カメラが重くて持ち上がりません。
週末所属するカメラクラブの新年会があったことに背を押され久々に山へ。
まともな撮影に出かけたのはなんと2か月ぶり
依然ヤル気は湧いてきませんが
こういうときこそ何か撮れるような気がするんです。

アレに会いたい。こう撮りたい。
あれがいない。どこにもいない。あー、時間が!

邪な気持ち焦りがあると良い出会いはないんです。

たぶんおそらく。

というわけで今回は虫初め!!!

さて、真っ先に出会った生きている(*後述)生き物は……

200114テングチョウテングチョウ

春の先駆け・テングチョウ!!!!

まさか飛んでいる姿を拝めるとは。

成虫(卵や蛹ではなく蝶)のまま冬を越す代表選手です。
3月になるとよく飛んでいるのですがまだ1月ですよ。
暖かな陽だまりで日向ぼっこをしていました。

ちょっと目を離すと枯葉と混じって分からなくなる。。

200114テングチョウ_2

テングチョウの名前の由来はこの頭の形。
天狗顔負けのパルピ(下唇髭)という謎器官が伸びています。

一見地味な色合いですが背中に深みのある光沢を纏っています。
もっと接写したかったのですが逃げられてしまいました…

200114クスサン蛹

大型蛾・クスサンの蛹もたくさんありました。

芸術的な網目の砦は何度見ても感動です。

191228クスサン♂

クスサンの成虫

このフィールドで成虫をお目にかかったことはないのですが
蛹はたくさん。秋になったら探さねば。


亡くなっていた虫もチラホラ。
というか生きている虫よりも多かったです。

まずはジョロウグモ

200114ジョロウグモ♀ジョロウグモ

大きくカラフル
おわっ、葉っぱの裏にいる!!と
喜んで覗いてみると力なくぶら下がっていました。。。

死してなお確かな存在感です。
しかし触ってみるととても軽い……

200114カメムシのなかまカメムシのなかま

こちらはアオカメムシのなかまだと思います。
首無しで枝にくっ付いていました。

虫やトカゲを枝にぶっ刺してそのまま立ち去る"モズのはやにえ"かとも思いましたが
どうやら刺さってはおらず本当にくっ付いている様子。
一体彼に何が起きたのか…


他にも蜘蛛の遺体ユスリカの類を発見。
フユシャクガのオスっぽいのもいくつか見ましたが撮影ならず。。

虫との出会いはこんな感じ。
テングチョウに出会えるとは思っていなかったので割と満足な結果です。

200114野犬

それと虫撮り中は野犬が見守ってくれました。

冬山で虫を追う男。それを見守る野犬。
なんとも穏やかな田舎の情景です。


おっと~、忘れちゃいけない今回の大収穫!!
さて帰るか。そんなとき竹藪の奥から聞き覚えのある声が。

「K先生ですか~~~!?」と声をかけるとお返事が。

---解説---
K先生…お世話になっているトンボの大先生。

ご無沙汰していたので竹藪の闇に向かって猛ダッシュ
そこには二人のお仲間を連れたK先生の姿が。
これはこれはと新年のご挨拶。
今回は虫ではなく目当てだと。(地主に許可済み)

1月に筍とは…またまた御冗談を。地面を何度か踏んで「ここだ」とK先生。

掘りあてました。
し か も !!
私が帰るところだと聞いて、その掘りたての筍をプレゼント
大好物です。
ありがとうございます!ありがとうございます!!!

食い逃げのような形でそのまま帰宅。
200114タケノコ

激若!!超新鮮!!!

タケノコ…というよりもはやタケベイビーです。

お刺身にして頂きました。
これがもう灰汁は一切なく甘い。
特に穂先はフルーツレベル
冗談抜きで過去の筍でナンバーワンでした!!最高です。


今年の冬山は筍で決まり!!!!


-おわり-

弱気な闘牛

未だに正月気分が抜けません。
このまま5月病へ突入すること間違いなし。

こんにちは、昼杉です。

前回の新年初投稿に続き今回も
鼠年なのでネズミにちなんだ虫を…と考えてみましたが
全く思いつきませんでした。

私の活動県内にはカヤネズミという可愛らしい子が生息しているので
写真を撮ってみたいのですが残念ながら巣しか確認できていません。。
いつか激写します。そして12年後の投稿をお楽しみに!!

ということで何となく縁起が良さそうな牛っぽい虫を。


200108ウシカメムシウシカメムシ

牛は牛でも闘牛派・ウシカメムシです。

カメムシカッコよさランキング堂々1位!
強そうなカメムシセレクション最高金賞受賞!!
第1回会いたかったカメムシ祭最高賞受賞!!!
(個人調べ)

牛は牛でものんびりまったりした生ぬるい日本の牛とは違います。
大衆娯楽として中世ヨーロッパを熱く盛り上げた闘牛を彷彿させる
暴れん坊将軍顔負けの力強いボディ!!

カッコいい~~~!!!

顔だけちょっと優しそうなのがギャップ萌えです。

200108ウシカメムシ_2

上から見てもそこいらのカメムシとは一線を画す凶悪な姿
しかし彼らは1.5m,400kgを超える巨体の闘牛に比べ遥かに小さい。
1cmもないのです!

その小ささのせいか、運がなかったのか、この目が節穴なのか……
ず~っと憧れていたのですがなかなか見つけられず。
ついに昨年の遠征中に友人のプッカちゃんが見つけてくれました。
ありがとう…本当にありがとう……!!

最初にいたのが頭上より高いセイタカアワダチソウの葉っぱ(2枚目の写真)。
腕を伸ばして撮るのがやっと。
どうしても前を撮ってみたかったので少し移動してもらって撮影しました(1枚目)。

どうせなら真っ正面も撮影したかったのですが風が強く
コロコロと転がって逃げられてしまったので断念。

カメムシは暴れ牛と違って臆病です隠れたり死んだふりをします。
こちらが近づくと、そそくさと茎や葉っぱの裏側に隠れる姿は必見。超可愛い。

ちなみに今年の夢は
強気なウシカメムシにその小さな身体で突進してもらうことです。


※本記事で触れた闘牛の特徴や歴史は
齧った程度の知識なので鵜のみにしないようお願いします(笑)

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夕焼け小焼けの青トンボ

大掃除が終わらず途方に暮れています。

こんにちは、昼杉です。

残念ながら今日は雨空。どんより暗いお天気です。
今年の"終わり感"が天から降り注いでおります。

せめて気分だけでも晴れ晴れ青空に。
というわけで今回ご紹介するのは
今年出会った中で最も感動した青いトンボ!!

191230ナニワトンボ♂ナニワトンボ♂

アカトンボ界の特異点・ナニワトンボ♂です!!

見て下さい、この透き通る青を。
蒼天をその身に宿した超美麗なトンボです。

キリッと力強い瞳もイカしています。

ゆうや~け、こやけ~の
アカト~ンボ~~~♪


皆さんご存知「アカトンボ」。

実はアカトンボという種類の蜻蛉はいないのです。
トンボ科アカネ属」というグループのトンボを総してアカトンボと呼んでいます。

ナニワトンボもこのアカネ属なのです。

だから青いけどアカトンボ

何をもって「アカネ属」と分けているのかは私には分かりませんが(調べろ)
アカトンボは別に赤くなくてもいい。
ということだけ覚えて帰りましょう。

191230ナニワトンボ♂_2

おいそれと見つけられないなかなか珍しいトンボです。
私がよく行くフィールドでも以前は見られたと噂されていますが
水質環境が変わり絶えてしまったようで……

そんなこともあり、10月のある日
青いアカトンボを見てみたい!!と虫仲間に漏らしたところ
最強のトンボ博士であるK博士のご紹介もあって
毎度お馴染みのY先生に秘密のポイントまで連れて行ってもらいました。

晴れて彼らが属する岡山トンボ連盟(仮)の仲間入りです。

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●解説「岡山トンボ連盟(仮)」
通称「岡ト連」。
何度か当ブログでも登場した[K博士、Y先生、T先生]と私からなるすごいグループ。
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しかし残念ながらこちらのポイントも環境が変わってしまいなかなか見られず。
前はたくさんいたのにー!とY先生。

生物は本当にデリケートですね。

日当たりや時間などを気にしながら小一時間。
ついに来ました。見つけました。1匹、2匹…とちらほら。

これまでは「青いアカトンボ」と聞いていただけなので
青いトンボの代表種・シオカラトンボとさして変わらぬイメージで挑んでいました。

しかしながら見てびっくり。全然違います!
「青」の種類が違うのです。敢えて言うなら「スカイブルー」。
見ているだけで晴れ晴れとした爽やかな気持ちになります。

私の写真で伝わるかなー。
これはもう本物を見てもらうしかないです。
写真では伝えきれない雰囲気を発していました。

他人にその虫の魅力を伝えることは可能な限りやってきましたが
本当に感動した時は心の話なのでなかなか文章に起こし辛いですね…

と言うより素敵な虫に出会ったときの感想は
大抵、すごい!可愛い!!かっこいい!!!くらいなので
それを何文字も使って表現するのが無茶な話です(笑)

大掃除が終わらないのでこの辺で。

今年一番感動した虫の話でした。

では、よいお年を!!

プロフィール

昼杉起太

・昼杉起太
岡山の虫写真。
Twitter(@HirusugiOkita)

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