Laowa 100mm 一日目の感想

190725L100_20190723_134427
マクロ屋大注目のVenus Optics社・新レンズ
Laowa 100mm f/2.8 2x Ultra Macro APOがついに発売!!
生物写真家 御用達のレンズメーカーが満を持して世界へ放った中望遠の2倍マクロです。

2018年4月に公式発表があってから1年、やっとこさ予約開始。
注文殺到というわけで遅れに遅れ2019年6月4日に事前注文して
7月23日に漸く我が家にやってきました。

国内販売はまだしていないからか、
ザっと調べたところまだ日本人のレビューは無いような…
ブログ記事にするのは日本で一番乗りかもしれません!うおおおおおお!!!
(購入報告は1件Twitterにあったけど。)
気になる方も多いと思うので簡単な内容になりますが1日使ってみてのレビューを。

解像度や色収差など細かい話は私自身よく分からないので
公式サイトや海外レビューをご覧ください。

190725L100_190723MM_0007
・レンズ仕様
焦点距離:100mm
開放:f/2.8
画角:24.4°
フルサイズ:対応
レンズ構成:10群12枚
絞り羽根枚数:9 (Canon), 7 (Nikon), 13 (Sony FE)
最短撮影距離:24.7cm(2倍)
最大倍率:2:1
サイズ:Ф72 x 125 mm (Sony version: Ф72 x 155 mm)
重さ:638g
マウント:Canon / Nikon / Sony FE



ソニー用に限り電子接点が搭載された本作。
なんとニコン用にも電磁絞りが採用されています!
絞り値でファインダー像に影響無し!
 (※190730加筆:用語が不安なので加筆しておきます…
これにより従来のLaowaレンズに比べてピント合わせが快適に。
一度開放でじっくりピントを合わせ、
そこから絞りリングを回し暗いファインダーでシャッターを切る。

なんて作業はなくなりました。

合わせて絞りリングまで改良。
使用頻度の高い絞り値にカチカチとした引っかかりを搭載!(2.8/4/5.6/8/11/16/22)
クリック音もするためレンズに印刷された表示を見ずとも正確に絞りを設定できます。

またピントリングも程よい抵抗感と回転角で、
AF撮影が基本の私にもストレスを感じずに撮影に臨めます。
無限遠の先に余りがあるので咄嗟な撮影には注意。
しかしこのレンズで咄嗟に無限遠を使うことは皆無なので安心です。

さらにリアキャップまで改良されました。
なんとしっかり締まります!!
Laowa15mmF4では上手く締まらず、気付けばカメラバッグのなかでレンズとキャップが分離。
なんていうのは日常です。今作では安心してバッグにしまえます。

レンズフードは相変わらずな作り
装着する際、ネジがずれてハマったときと同じ感覚で不安になります。
サイズもかなり大きく最短撮影距離(2x)だとフード先と被写体とがかなり近くなります。
被写体がフードの影になることも十分あり得るので
フードは外して撮影する機会が多くなるでしょう。
今回の撮影でも開始5分でフードには眠ってもらいました。

190725L100_20190725_154038フード有無・接写時の比較(2x最短撮影距離:24.7cm)

ちなみに正確には測っていませんが等倍(1倍)撮影だと撮影距離は26cm程。
2倍の24.7cmとさほど変わりませんでした。

・構成面で特に良かった点
電磁絞りあり(絞り値でファインダー像に影響無し)
ピントリングが合わせやすい。
絞りリングに引っ掛かりがありクリック音も鳴る。
リアキャップがしっかりハマる。

・構成面で悪かった点
レンズフードが大きい。
レンズフードの締まりが不安。

・一応書いておきたい点
マニュアルレンズ。ピント、絞りが手動。
電子接点がないためexif情報も制限される。
決して重くはない。軽くもない。(638g)
メーカー直販だとレンズフィルターが付いてくる。(私は知らず事前に買ってしまった)

※Venus OpticsのレンズはLaowa15mmF4のみしか持っていないので上の内容は15mmと比較しています。

---------------------------------

ここまで寄れるのか!と思わず叫んでしまうほど撮っていて楽しいレンズです。
楽しいのは撮影倍率だけではなく確かな描写力があってこそ!
これからは積極的に小さな虫たちの世界も覗いていこうと思います。

参考までに記録写真を貼っておきます。
2x撮影のみで一日を終える予定でしたが、あまりに楽しくてつい色んな撮影をしてしまいました。
電子接点がないためexifに制限が。絞りや倍率の記録情報がありません。。
基本的にドアップは2x絞りはf/5.6、f/8、f/11のどれか
覚えている限り書いておきますがお察しください。。
周辺減光や湾曲については無補正(ボディがAPS-Cなので元々影響は少ない)
全てノートリミング、色や明るさは整える程度にRaw現像で触っています。

・使用環境
Nikon D3300 (APS-C)
自然光 or 内蔵ストロボ(kenko 影取り使用)
手持ち、晴天


190725L100ノートリ_シオヤアブ2x。確かf/11。
シオヤアブの顔面。こういう写真が撮ってみたかった!この複眼よ!!
もう少し絞りたいが画が耐えられるか…
撮影中に逃げられたので次回の課題に。

190725L100ノートリ_アミメアリ2x。2.5mm程度のアミメアリ。よく見るとても小さい蟻です。
アミメアリでこの写りなら、肉眼で確認出来る虫の大半が被写体になり得るのでは。

190725L100ノートリ_アオメアブ_2自然光。確かf/8。
ミツバチを捕食中のアオメアブ。
お手本のようなボケ味と解像力です。
2xに頼らずとも十分魅力ある描写です。

190725L100ノートリ_ヒトスジシマカ2x。服の上から吸血中のヒトスジシマカ。泣きながら撮影。
左二の腕を刺されたのでかなり無理な姿勢です。
ピント面を意識できればもう少し綺麗に撮れると思います。

190725L100ノートリ_ツマグロキンバエ2x。自然光。
花粉を貪るツマグロキンバエ。
誤って設定を気にせず自然光撮影。暗かったので現像で無理に露出を上げています。
こんな世界も撮れるよってことで。

190725L100ノートリ_ベニシジミ2x。吸蜜中のベニシジミ。
あの小さなシジミチョウでもこんなに大きく撮れるんです!

190725L100ノートリ_オオカマキリ2x。オオカマキリ(多分)の幼虫。ベニシジミを捕食中。
散らばる鱗粉までよく写っています。

190725L100ノートリ_アズチグモ2x。ヒメウラナミジャノメを捕食するアズチグモ。7,8mmの蜘蛛です。

190725L100ノートリ_モンシロチョウ2x。モンシロチョウもバッチリ。

190725L100ノートリ_ニイニイゼミ2x。その辺で見られるなかでは最も小さいセミ・ニイニイゼミ。
宝石のような赤い単眼も確認できます。

190725L100ノートリ_アオメアブ2x。アオメアブの複眼です。
下で見切れているのは捕食されているミツバチ。

190725L100ノートリ_クマバチ引いて撮ったクマバチ。
前ボケ,後ボケ、どちらも違和感なく綺麗にボケてくれていると思います。
飛んで止まってを繰り返すクマバチにも無理なくピントを合わせられました。
優秀なピントリングのおかげです。

190725L100ノートリ_クルマバッタ1x前後。クルマバッタ。
ピント面とボケのバランスがちょうど良い。

190725L100ノートリ_シオヤアブ自然光、開放/f2.8。
ピンボケだがボケの雰囲気でも伝われば。非常に滑らかで優しいボケです。

190725L100ノートリ_ヤブキリ2x。ヤブキリの翅と腹。三段活用。オシャレです。
虫は虫でも、その姿の一部を切り取って撮る。という選択肢が生まれました。

190725L100ノートリ_シオヤトンボ2x。シオヤトンボ♂の複眼。
美しきターコイズブルー。
ヤマトシジミでも食べたのか青い鱗粉らしき物で汚れています。

190725L100ノートリ_シラヒゲハエトリ確か2x。シラヒゲハエトリ。
ハエトリグモも大きく写ります。こんな楽しいことありますか(笑)


とりあえず、1日目のレビューはこの辺で。ではでは。
スポンサーサイト



プロフィール

昼杉起太

・昼杉起太
岡山の虫写真。
Twitter(@HirusugiOkita)

最新記事

すやすやブルー 2020/10/08
涼しくなっていいよ 2020/09/14
月の女神は堕ちてなお 2020/09/07
9月になったので 2020/09/03
8月31日 2020/08/31
羽っ化り 2020/08/27
夏のヒーロー 2020/08/21

全記事表示リンク

検索フォーム

アクセスカウンター

参加中の虫ブログランキング


にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ