今年も出てきた紅い小蝶

こんにちは、今年度も終わりますが特に何も変わらない昼杉です。

早速ですが、ついにこの子が出てきてくれました!

190331ベニシジミベニシジミ

シジミチョウのなかまです。
翅がシジミ貝の形と似ているからシジミチョウ。
そんで赤いからベニシジミ
覚えやすい。

春の訪れを告げる役目を担う一種です。

ここからはベニシジミ大好き星人の私がその魅力を紹介していきます。

たくさんいるんです!
普通種のなかでも超普通種、虫がいそうな草むらなら大抵います!!
しかも春から秋までもれなくいます!!!

モデル不足の時、何度この子に救われたことか。
どこまでも深い真っ黒な目、白く輝く綿のような毛
そして燃えるように紅い翅!!!!


もう大好き。

そのうえファンサービスもなかなか良いんです。
なんと春と秋で同じ種類なのに翅の模様が違うんですよ!

190331ベニシジミ(左)・春型、(右)・秋型

パッと見は同じ見えますがよく見てみると秋型(右)の方が若干黒っぽくないですか。
そうなんです、黒い斑紋が秋型の方が大きいんですよ。
個体によってはさらに赤味が少ないです。
写真で比べても小さな違いかもしれませんが、実際にフィールドで見ると全然違います。
春型は翅全体がオレンジに見えて、秋型は少し焦げ茶っぽい模様に見えます。
ぜひとも生で見比べてみて下さい。

数が多い 見た目が綺麗 時季で模様が違う
これはもうモデルとしてはパーフェクトなんじゃないでしょうか!?
今年もあと何百枚撮るのか。楽しみです。

春の風物詩① ─イボタガ

─そう、出会いは今年の春。先週。
──灰色に染まる重たい空の下で、ぼんやりと路地を歩いていたとき彼女はそこにいたんだ・・・


190325イボタガイボタガ

ついに出会えました!

イボタガです!!!!

腹の具合的に多分♀。

エゾヨツメオオシモフリスズメと並び春の三大蛾と称される季節の風物詩ですね。
一部の界隈では花より団子、団子よりイボタガと言われるとか言われないとか。

見て下さいよ。
力強い奇抜な翅模様ッ!
ウサギ耳のような触覚ッッ!!
そしてこのモフモフなボディッッッ!!!

何度も撫でさせてもらいました。柔らかくてふわふわで最高です。

そしてこの奇妙な翅模様は頭を下にしてみると何かに見えませんか?

そう…猫です! (※フクロウ擬態説の方が強いですが個人的には猫を推しています)

自然はいつだって弱肉強食。
食物連鎖で低い位置に存する蛾が自らの身を守る方法として、
捕食者上位に立つ猫に扮して外的から身を守っているわけです。


さてゆっくりと撮影を楽しんでいたわけですがこちらのイボタガさん、
種の特徴なのか、この個体の性格なのか、
非常に気性が荒く近づいたり手に乗せるとすぐに翅を立てて怒るのです。。
実は上の写真のときも少し怒っています。怒っている方が模様の猫顔が目立っていました。
そして必死に生きる姿を見せられ罪悪感が…、少し撮り足りないですが自然へ帰しました。
素敵な時間をありがとう。

いや~、普段はその季節の目玉といえる虫を気にして歩いているのですが
今回の外出では一切、イボタガのことは期待していませんでした。
暖かくなってきたので虫が出てきているかな~♪くらいのテンションです。
やはり自然には人間の邪な気持ちが分かるのでしょうね。
これからは種に固執せず純粋に自然を楽しむ心でフィールドへ向かいたいものです。
今年の春はエゾヨツメ、オオシモフリスズメにも会いたいなぁ…

春と残冬

はじめまして、昼杉 起太です。
虫ブログをしようと毎日4年ほど足踏みしていましたが遂に始めました。

自己紹介、といきたいところですが次回からのブログネタがなくなってしまうので挨拶はここらで。


さて、2月の終わりごろから全国の虫好きの活気が溢れていました。
なぜかって、聞くまでもないでしょう。です。
キタキチョウが出ただの、クビキリギスが跳んだだの越冬性昆虫を見つけては大はしゃぎの大人たち。
ビロードツリアブが出てきたとか、ミツバチが飛んでたと喜び狂う大人たち。
それを指咥えて眺めるボク。
我慢ならず全ての予定を窓からぶん投げて先日やっとこさ2019年最初の虫撮りへ行ってきました!!

最初の標的は早春の妖精、フチグロトゲエダシャク
ネットによると、肌寒い早春の晴れた午前のみ素早く低空飛行をする一般の蛾常識を裏切るような小さな蛾らしいです。
河川敷や土手にいるらしいので心当たりのある近所をブラブラ。いませんでした。
もしかするとフチグロはネットの闇が作り出した空想の産物だったのかもしれません。
……来年こそは、来年こそは、、。


切り替えて山へ出発。
成虫で越冬するルリタテハテングチョウ、すでに目撃情報が全国で出ている春のモフモフ代表格ビロードツリアブを期待していつものポイントへ。

まずは老若男女の人気者、ナナホシテントウがお出迎え。
190324ナナホシテントウナナホシテントウ
元から落ち着きのない虫ですが春の陽気がよほど嬉しいのか今日は一段と元気に動いていました。
これが最も春を感じる瞬間です。

小さなハナバチアヅキコモリグモ(多分)やゴミグモの幼体、ツマグロキンバエをはじめとした蠅類もちらほら。
飽きることなく楽しい虫タイムを送ること1時間。
期待していた蝶やビロードツリアブの気配がない。

なんか山から犬の遠吠えが聞こえる…
なんて思っていたら近くにいた…

190324野犬
出直すか。諦めて帰ろうとしたとき……

いました。

冬の尺蛾。フユシャクガ。

190324チャオビフユエダシャクチャオビフユエダシャク♀

カメラ目線頂きました!!
チャオビフユエダシャクの雌です。初見。

チャオビに関わらずフユシャクガは虫屋にとって冬の代名詞と言っても過言ではないでしょう。
冬の時季にしか現れず雌は蛾の特徴である翅がないんです。
よく見るとうっすら翅の名残のようなものが確認できますがこれは個人的に天使の翅と呼んでいます。
今年はもう諦めていたのですがまさかの発見。飛び上がりました。
それにしてもゴワゴワと温かそうな鱗粉ですね。カッコいい!!

木製の看板にて。想像より二回りほど小さかったです。そして脚が長い!一瞬、蜘蛛と見間違えました(笑)
参考までに引いた写真も。

190324チャオビフユエダシャク

春がはじまったとフィールドへ駆け出しましたが、
まさかの冬のゲストとの出会いに春と冬の両方を味わえた一日でした。
今年の虫初めは絶好調です。

プロフィール

昼杉起太

・昼杉起太
岡山の虫写真。
Twitter(@HirusugiOkita)

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